普通は街乗りが80%以上を占めるはずそこでこだわりたいのは乗り心地だ
いくらワインディングやサーキットに足を運ぶとは言っても、クルマを走らせる機会として圧倒的に多いのは街乗り…きっと大半のユーザーがそうだろう。
そんな街乗りを中心にチューニングを考えると、絶対に外せないキーワードがある。それは「快適性」だ。たとえば、どんなにパワーがあって乗りやすくても、乗り心地が悪かったり、音がうるさかったりすれば、同じ距離を走るにも疲労度は倍増する。自分が好きでチューニングしているハズなのに、クルマに乗るのが苦痛になってくるようでは、それこそ本末転倒だ。
まず快適性において、ひとつの具体的な指針になるのが乗り心地。路面のうねりや継ぎ目を超えたときにガツン!と大きな衝撃が伴うのはNGで、スムーズにサスペンションがストロークしていなしてくれるのが理想と言える。ストロークする=足がやわらかいとうことで、スポーツ走行用のセッティングとはまったく逆の方向性に思えるかもしれない。ただ、走るステージがどうであっても、サスペンションをきっちりストロークさせるのが今時のセッティング。街乗りでも基本は変わらず、サーキット用に比べてバネレートや減衰力を低めにセットアップしているケースが多い。
また、ストローク初期のピストンスピード微低速域から、しっかりと減衰力を立ち上げるセッティングも同様。サスペンションがよく動くから乗り心地をスポイルすることはないし、攻め込んでいった時にはダンパーが踏ん張って不快なロールを抑えてくれるというワケだ。
一方、音に直接的に影響してくるのがマフラー。排気抵抗を減らしてパワー&レスポンスアップを実現しながら、音量はノーマル同等というのが今時のスポーツカーチューニングスタイル。速さを追求するためにコンフォート面を犠牲にすることはない……というより乗り心地が悪い=失敗チューンと言えるだろう。
パーツ別選択術
マフラー
ステージ別選択ポイント
ストリート用では、音量が保安基準以下の静音タイプが人気。レスポンスアップに効果があり、耳に心地良いサウンドも聞かせてくれる。また、ワインディングではメインパイプ径が太くパワーアップ指向のマフラーがベター。さらにサーキット用は排気抵抗を徹底的に減らすため、サイレンサーレスのストレート構造を採用しているものもある。
エアインテーク
ステージ別選択ポイント
吸気系におけるチューニングポイントは、エアクリーナーとサクションパイプの2つ。エアクリーナーはワインディングまでなら純正交換タイプが基本で、サーキットでは大幅な吸気効率アップが見込めるムキ出しタイプがオススメ。また、ムキ出しタイプのエアクリーナーと同時装着したいサクションパイプはアルミ製に交換するのが定番。
コンピューター
ステージ別選択ポイント
ステージを問わずオールラウンドに対応できるのは、純正コンピューターに追加して燃調や点火時期のデータに補正をかけるサブコンタイプ。コストパフォーマンスに優れていて、これでほぼ100%対応できる。ただし、サーキットなどの限定されたステージで、より緻密なセッティングを行うならフルコンを導入するのがベストだ。









