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| ゼロワンの軽快さをそのまま受け継いだゼロワンRはさらにグリップ力をアップ!! |
走り屋を中心とした一部のファン層にしか人気のなかったスポーツタイヤを一般層にも広げたのが、旧モデルとなるゼロワンだ。
今、思い返すと、90年代後半まのスポーツ系タイヤのほとんどが、グリップ力やコントロール性が重視され、ウェット性能はイマイチだった。だから、一般層が目を向けなかったのかもしれない。
そんななかでBSがストリートのためのスポーツタイヤとして送り出してきたのがゼロワンだった。レーシングタイヤだけでなく、ストリートタイヤの開発もしている木下みつひろ選手も「ゼロワンの登場は衝撃的だった」と証言している。
ストレート溝を多くすれば、ウェット性能は上げられるが、グリップホールド性が落ちてしまう。実際、グリップがすべてと考えているユーザーからは「イマイチ」という声も聞かれた。にもかかわらず、ゼロワンが人気を呼んだのには理由があった。「ボクもそんなにグリップ力があるとは思わなかったけど、レスポンスがよくてね。軽快感が秘められているんですよ。走っていて楽しさがあるって言ったらいいのかな」と振り返る。
で、ゼロワンの美味しいところはそのままで、グリップ力をアップさせてきたのが、現行のRだ。グリップ力を上げると、転がり抵抗も増えてしまうことが多いのだが、それがないのもRの特徴だ。
「トラクション面では前に出ようって感じで、タイヤ自体の剛性も非常に高い印象だよね。ボク的には、サスを固めてしまうより純正に近いソフトでスムースなストロークをするセットとマッチングさせた方がタイヤのおいしさが引き出せると思うよ」と、木下選手はアドバイスしてくれた。実際、ガチガチに固めたサスにRを組み合わせたクルマで攻めると、ステアリングを大きく切り込むようなシチュエーションではアンダーが出やすかった。
Rに進化しても、ウェット性能はピカイチ。とくにコーナリング時のハイドロも少なく、さらに磨きをかけた印象だ。まさに進化したRは、ブリヂストンらしい優等性的なスポーツタイヤなのだ。 |
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すでに発売を終了しているRE-01。当時のスポーツタイヤで弱点にもなっていたウェット性能を確保。軽快なフィーリングもあり、ストリートを中心にしたユーザーには、高い評価を得ていた。 |
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RE-01Rにスイッチされ、大きく進化したのがグリップ力。ストレート溝を減らしながらもウェット性能は向上。明らかに剛性感もアップ、BSらしいバランスのとれたスポーツタイヤへと進化した。 |
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非対称から対称パターンに変更
おとなしくなったのは顔だけ!?走りの性能はまるごとスポーツ |
ライバルメーカーを熱くさせたとも言われているのが、この2代目ネオバだ。その前に初代ネオバをサクッサクッと紹介しておこう。初代ネオバでは左右非対称パターンを採用。
そのために開発コードは、2つになっている。
非対称にした狙いは、高荷重でのコーナリング性能を上げるために、外側のブロックを大きくしている点。内側を細かいトレッドパターンにしたのは、ブレーキング時のコントロール性や排水性の向上をよくするためだ。この狙いはズバリ的中したのだが、失うものもあった。
耐磨耗性だ。どうしても内側のブロックが細かいため、内減り傾向になり、この磨耗が進むと、フィーリングの変化も大きかった。これらの弱点を克服したのが2代目ネオバ。実は2代目の開発時点からテストに加わっていたのが木下選手だった。
「自分が開発したから、いいことばかり言って……と思われるかもしれないけどね。2代目はサーキット用にはSタイヤがあるんだから、ストリートを楽しむことに重点をおこうよってことから始まったんですよ」と言う。磨耗に伴うフィーリング変化を抑えるために左右対称パターンを採用。ゴム自体も進化しているからグリップ力も確保できる。
実際、初代ネオバでは暖まるまで本来のグリップ力はでなかったが、2代目では冷えた状態からグリップしてくれる。木下選手によると「低温からグリップして、高温域でもタレることなく、路面μの高いところでも、ブロックが崩れないコンパウンド選びが大変だった」と振り返る。
2代目ネオバで光っているのが、わだちなどを乗り越えるときだ。スポーツタイヤではステアリングがとられやすいが、そんな感じがまったくしない。高いスポーツ性能を持たせながら、フツー!?のタイヤのように使えちゃうのは魅力的だ。ただし、サスをチューンした状態であることが条件。完全ノーマルだと、ややオーバーグリップになるのも事実。このポイントを押さえて走りたい。 |
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ライバルに較べると、最も旧くなってしまった2代目ネオバだが、人気はピカイチ。コーナリング、ブレーキング時と違う条件でも変わらないグリップ感は魅力的だ。その秘密はこのブロックパターンに秘められている。 |
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ダンロップ伝統のスポーツフォーミュラブランドから
受け継がれたディレッツァ |
ダンロップのスポーツ系ブランドと言えば、フォーミュラだった。少なくとも20代後半のユーザーは、そう思っているに違いない。それが3年前、突如としてディレッツァに生まれ変わった。たしかに04年のカタログを引っぱり出し、チェックしてもフォーミュラの文字は、主要部分からは消えていた。それだけダンロップがディレッツァにかけてきた意気込みを感じる。
まず、ディレッツァの前身となるフォーミュラだが、さすがに今、乗り較べると、ライバルのゼロワンや初代ネオバ同様、古さを感じる。暖まるまで本来のグリップ力が出てこなかったり、気になる点の方が多い。
で、ディレッツァだが、最初に送り出されたDZ101は、ポテンザで言うところの050に近い存在。木下選手は「スポーツ系としては、静粛性に優れているよね。走りの性能では、アクセルを踏んだときのトラクションやブレーキング時のグリップ力が高い」と評価。
それに較べると、横方向のグリップ力はそんなに高くないらしい。ただ、オーバーが出てスライドしても、マイルドでおさまりも穏やかなのは魅力的だ。木下選手によると、初心者でも扱いやすいスポーツタイヤだと言う。ただ、逆の言い方をするとダンロップらしい硬派な面が消えてしまったこことになる。そこで送り出してきたのがZ1だ。ライバルがストリートにターゲットおいているのに対し、、このZ1は「サーキットでのラップタイムの短縮」と、完全に戦闘モードだ。
木下選手も「コーナーのアプローチで鋭くフロントが入り込み、レスポンス重視のユーザーにはグッド」と、レスポンスのよさを評価している。高速コーナーでは少ないステアリング操作で安定して曲がっていくのに対し、ヘアピンのようにおおきくステアリングを切り込む時のグリップホールド感が若干低い。どうやら、これはドライバーに限界付近を感じやすくしたらしい。
マシンを速く走らすタイヤだけに、腕に自信のあるドライバーにはオススメのタイヤだ。 |
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細かい部分で走り屋の気持ちをくすぐってくれるZ1。深さを3段階で設けたスリップサインは、路面状況に応じた使い分けが可能。ステアリングレスポンスはピカイチ。Rタイヤに近いフィールを持つ。 |
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