 |
 |
 |
 |
 |
| SUSPENSION |
サスペンションは大きく分けると、純正に使われている左の写真のようなノーマルと、アフターメーカーの多くが送り出している、上の写真のような車高調キットに分かれる。
どこが違うのか?? クルマから取り外して、見比べるとよく分かるのだが、車高調キットはスプリングを支えるロア側のマウント(通称:皿)がネジになっていて、その位置が自由に動かせる。これに対しノーマル形状の皿はダンパー本体に固定されている。
ここからが本題。車高調キットの場合、この皿部分を下方にずらしていけば、スプリングはフリー状態。早い話が伸びきった状態になり、アッパー側のパーツを外してもなんの問題もなく、スプリングの交換ができる。しかし、ノーマルの場合、不用意にアッパー側のパーツを外すと、とんでもないことになる。車種によって違うが、なかには半分ぐらいまで縮めた状態でスプリングが組まれているからだ。それを知らずに、「ローダウンスプリングに変えるんだ」と、喜びながらアッパーを外したら……。とんでもない勢いでスプリングが飛び出し、あごに大ケガをしたという話を聞いたことがある。
ノーマルでは、構造上、車高調キットのように、スプリングを伸ばしきった状態にすることはできない。そのためにバラすときは、アッパーにロードがかからないところまで縮めてから行うのが鉄則。これだけはしっかりと頭にたたき込んでおかないと、マジでやばいぞ。 |
|
| S15型シルビアに組まれている純正のサスペンション。スプリングを見比べると、伸びきった状態では30cm近くあるスプリングを20cmにまで縮めた状態でセットされている。車種によってはもっと縮められて使われていることもあるという。この状態でアッパーを外せば、どういうことになるか。考えただけでも背筋が凍る。 |
|
|
|
|
スプリングを確実に縮める
スプリングコンプレッサーを使って、写真のような感じでスプリングを縮めてやる。アッパーにテンションテンションがかからないところまで縮めるのがポイント。目安はスプリングを支える皿からスプリングが浮き出しらOK。また、片側だけ一気に縮めるとコンプレッサーが外れることも……。両側を均等に縮めていくことも重要だ。 |
|
|
|
|
| スプリングを外すには、この位置にあるナットを緩める。テンションがかかっているかどうかは、ナットの緩み具合でも確認することができる。 |
|
 |
| 教えてくれたのは…… |
 |
エンドレス
ジール開発担当
井尻 薫氏 |
入社以来、パッドの開発を担当していたが、夏からダンパーの担当に。06年はS耐久のインプレッサにスポット参戦。マーチやヴィッツではチャンピオンにも輝いている。 |
|
 |
 |
はスプリングコンプレッサー |
 |
サスペンションに使われているスプリング用のコンプレッサー。この手の工具は、頻繁にスプリング交換するショップなどに向けて作られている。そのためエアインパクトで作動させるものが多い。もちろん、プライベーター向けの簡易タイプも用意されている。いろいろなタイプが各工具メーカーから販売されていて、市場価格は1万円台から。エンジンのバルブスプリング用のコンプレッサーもあるので、通販で購入する際は要注意。 |
|
|
|
|
 |
 |
|