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自分で取り付けよう!D.I.Y.のカンどころ

Part.2  メインテナンスを自分で行うなら! ブレーキまわりのメンテに挑戦
消耗品の交換は自分で行う ブレーキまわりのメンテができれば優秀

BRAKE PARTS
 ブレーキは言うまでもなく、最も重要な個所だ。マフラーなどは、仮にテキトーな付け方をしても、爆音になるだけで、そんなに大きな事故になることは少ない。しかしブレーキは違う。ほんのちょっと締め付けが甘かっただけでも命にかかわる。
 ブレーキの構造をしっかりと頭にたたき込んで、信頼のおける工具が用意できない場合は「自分ではやらない」という気持ちを持ってほしい。
 だからといいて、難しい参考書を買う必要はない。自転車のブレーキに当てはめていけば、基本の部分は十分に理解できるはずだ。レバー部分がペダル。ワイヤー部分がフリュードで……。
 そんなブレーキ作業のなかで比較的簡単といわれているのがパッド交換。キャリパーの形状にもよるが、ピストンを戻す。エア抜きをするというツボをしっかりと抑えておけば、大きなミスにはつながらない。
 もっともミスにつながりやすいのは、最近、人気急上昇中のスポーツキャリパーへの交換だ。新品ならパーツも揃っているからいいが、中古品となると、ちょっと心配だ。キャリパーを固定するボルト。そんなに汚れていなくても、前オーナーが必要以上に締め付けていたりすると、伸びていたりすることも少なくない。そんなボルトを再利用すると、規定トルクがかからなかったりして、それこそ命取りになってしまう。
 それ以前に組み合わせるホイール、ダンパーキット、ローターなどとのマッチングのチェックも必要だ。いくら完ぺきにキャリパーをセットできても、ホイールを付けたら、キャリパーに干渉してしまった。そんな話しをよく耳にするからだ。
ブレーキライン
ブレーキライン
CHECK POINT
甘く見られがちなブレーキライン
 フェンダー側までは純正のラインを使い、この繋ぎめからキャリパーまでがアフターメーカーのものを使う。余裕を持って長めに……と思うユーザーもいるが、スプリングに挟まったりして危険。もちろん、短いとステアリングを切ったときにはずれる可能性があるので、これも×。設定された車種のを使うのが鉄則だ。
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ブレーキライン
 ネジ部が固定式のタイプだと締め付けるときにねじれるため、ちょっとしたコツを要する。工具はしっかりとトルクをかけられるフレアが必要だ。
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ブレーキライン
 これがフレアと呼ばれるレンチ。メガネと同じ厚みがあるため、シッカリとしたトルクがかけられる。なめたりする心配も少ない。もちろん、外すときにも使う
フレアレンチ
必須TOOL フレアレンチ
 スパーナーはあらゆるサイズに対応でき便利だが、ボルトの山にシッカリとかかりにくいため、山がなめやすい。
きっちりとトルクをかけられる点ではメガネが圧倒的に優位。ただし、このラインのような時には使えないため生まれたのがフレアだ。
パッドセット
パッドセット
 パッドの摩材が減った分だけ、ピストンは飛び出す。リザーバーのフリュードが減ったように見えるのは、ピストンを押し出した分だけ液面が下がっているからだ。
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パッドセット
 新品パッドをセットするには、ピストンを戻す必要がある。削れカスがついたまま戻すとピストンに傷が付き、洩れの原因になる。クリーナーで汚れを落とす事が重要。
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パッドセット
CHECK POINT
ピストンは絶対
こじらない
 ポイントは2点。ピストンは絶対にこじって戻さないこと。傷を付けるとシールが切れ、フリュード洩れにつながる。キャリパーの下側にラインが見えると思うが、左右のピストンは1系統のフリュードで押し出している。そのため、片側だけ押し戻すと、片側は戻っても、もう片側のピストンが飛び出してくる。専用工具がない場合は、片側を押し戻し、そこにに新品を入れて、飛び出さないようにしてから、残った片側をやると楽チンだ。
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パッドセット
 ピストンを押し戻した状態。耐久レース用の厚みのあるパッドでもない限り、この程度までピストンを戻してやれば、新品をセットすることができる。
ピストンリセッター
必須TOOL ピストンリセッター
 写真はKTC社が販売するブレーキツールセットの中に含まれているピストンリセッター。片押しと呼ばれるタイプのキャリパー用だが、4〜6ポッドタイプのキャリパーにもにも対応できるピストンリセッター単体を1万円前後で販売している。
キャリパーセット
キャリパーセット
CHECK POINT
規定トルクで締め付ける
 汎用タイプのキャリパーは、車種専用のブラケットが必要。このセットするときの規定トルクは重要。緩いのは論外だが、締め付け過ぎも禁物。ボルトは耐久性だけでなく、熱膨張なども考えた素材、トルクで設定されている。同じサイズだからといって、代用のボルトを使うのも御法度。ブレーキをかけた瞬間にキャリパーが吹っ飛んだら……。やばすぎるぞ!!
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キャリパーセット
キャリパーセット
 最近はデジタル標示のトルクレンチが登場するほど、いろいろなタイプがある。また、使用する箇所などに合わせて、小型なモノから大型なモノまであるので、数本用意しておくと便利だ。左側のタイプは数字を見ながら締めるタイプ。右側はあらかじめ締めたいトルクにセットしておくと、カチカチと音が出て、それ以上はトルクがかからないタイプだ。
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キャリパーセット
 純正ローター対応のキャリパーキットでも、ホイールのデザインによって、干渉してしまうことがある。写真はホイールの内径のクリアランス。
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キャリパーセット
 これはデザイン面のクリアランス。インチやPCDなどがOKでも、干渉してしまうことがよくある。まずは、自分のホイールでもOKか、チェックしたい。
エア抜き
エア抜き
エア抜き
 今どきはひとりでできる電動ポンプ付きのエア抜き用ツールもあるけれど、ここだけはだれか仲間を呼んで、ブレーキペダルを踏んでもらいたい。じつはブレーキパッド交換でもっとも重要な作業のひとつとも言えるエア抜き。強化ブレーキの踏みしろの感覚が分かる仲間に助けてもらうのがベター。
トルクレンチ
必須TOOL トルクレンチ
 トルクレンチはサイズやタイプも重要だが、、もうひとつ忘れてはいけないのが、管理できるトルク範囲だ。それこそ精密機械用には1.8〜9N.m、重機に対応する160〜800N.mのものまで幅広く用意されている。プライベーターが使うなら、14〜70N.mのトルク管理ができるレンチであれば、一般的にはOKと言われている。もちろん、エンジン内部ということになると話は別だが……。ちなみに1N.mは、およそ0.1kgmだ。
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