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最高級グレードパーツの真実

pioneer M10RS パイオニア/アールエスシリーズ
χとの組み合わせ以外でも実力発揮 ある意味リーズナブルな超高品質スピーカー
pioneer M10RS パイオニア/アールエスシリーズ
price TS-T10RS・5万2500円、TS-M10RS・5万2500円
TS-W10RS・6万3000円

 いい音のオーディオを手に入れるための最大のキーワードは音の出口であるスピーカーと言えるだろう。カーオーディオで高級スピーカーがにわかに脚光を浴びるようになるのはカロッツェリアの最高級スピーカー「1RS」シリーズの登場が大きなキッカケになった。国内でも数少ないスピーカー製造メーカーであるパイオニアが威信をかけてリリースしたカロッツェリア「1RS」シリーズは、カーオーディオのハイエンドスピーカーの勢力地図を一気に塗り替えるヒットを放ったのだった。
 そんな「1RS」のスピリッツを受け継いだ「10RS」シリーズは超高音質スピーカーをより広いユーザーが体感できるシリーズとして高い評価を受けているスピーカー群だ。
 ミッドレンジには紙コーンやフレームへのこだわり、ツイーターではリングタイプの振動板、そしてサブウーハーにはショートボイスコイルを採用した磁気回路の採用に加え、手作りに近い高級スピーカーならではの製造工程を経て生み出されるスピーカー群は、クラフトマンシップあふれる文字通りの高級モデルとしての資質を全身に備えたモデル。
 まずはシステムの中心となるのは13cm口径のミッドレンジ「TSーM10RS」。振動板に採用された「パルプ素材(紙)」がひとつの大きな特徴。
 昨今のスピーカーの振動板にはPPやアルミ、アラミド繊維などの素材が用いられる事が多いが、オーソドックスとさえ思える紙の採用は、結局、音を追求した結果だったのだ。
 ただし、この振動板は紙といってもただの紙ではない、パルプ素材にさまざまな線維を混ぜ音質をコントロールすることに成功。より原音に忠実な再生を可能にしたのはそんな振動板の独自開発があったからこそ。
 さらにロングプレート・ショートボイスコイルという磁気回路を採用、磁気回路の動きを正確でスムーズにすることに成功している。その結果、立ち上がり・下がりの正確な高音質サウンドを引き出したのだ。
 正確であること、さらには音楽性までを追求する高音質スピーカー。紙コーンや独自の磁気回路があったからこそできた魅力のサウンドだ。
 次にツイーター「TSーT10RS」はリング形状の振動板を持つ同社得意のスタイル。「デュアルアークリング」と呼ばれる外側と内側を非対称とした形状のリング形状を持ち、70kHzという超高音再生までを可能にするワイドレンジな性能が魅力。透きとおるような伸びやかな高音を引き出しているのがこのユニットだ。また強力な磁束を持つネオジウムマグネットの採用で小型化にも成功、ピラーなどへの取り付け性の高さもこのモデルの特徴と言える。
 そして3ウェイシステムの低域を担当するのが20cm口径のサブウーハー「TSーW10RS」だ。13cmのミッドレンジとコンビネーションもバッチリの同モデル。サブウーハーとしてはかなり小型&薄型。しかもエンクロージャー容量も少なくて済む設計も魅力のユニットとなった。
 このモデルにもパルプ素材を使った振動板を採用。質の高い低音を再生する音質コントロールが施された振動板素材をオリジナルで生み出しているのが特徴。もちろんミッドレンジとの音色の統一性も見逃せない。
 また大きな力が発生する駆動部の振動を受け止めるフレームはフルバスケットフレームを採用して、磁気回路のピストンモーションをがっちりと受け止める構造とした。
 音の立ち上がり、立ち下がりの正確さ・スピーディさ、そしてワイドレンジであること。現代の高音質スピーカーに求められる条件を素材からメカニズムまでお厳選してクリアした最高級ランクのこのスピーカー、あたかも目の前に演奏者が現れたかのような錯覚に陥る、そんなリアルなハイファイサウンドを手に入れたいなら迷わず選びたいスピーカーだ。
spec
「10RS」シリーズは2.8cmのツイーター「TS-T10RS」と13cmミッドレンジ「TS-M10RS」、20cmサブウーハーの「TS-W10RS」の3ウェイからなるシリーズだ。磁気回路やバスケット形状など先進の技術と伝統的なパルプ素材を進化させるという手法を融合させた。サウンドそしてコストパフォーマンスも含めてカー用スピーカーの歴史に1ページを刻むことが確実な名機といえるだろう。
pioneer M10RS パイオニア/アールエスシリーズ 2.8cmツイーター「TS-T10RS」は再生周波数帯域400Hz〜70kHzという超ワイドレンジ再生を可能にした超高性能モデルだ。 pioneer M10RS パイオニア/アールエスシリーズ デュアルアークリングダイヤフラムと呼ばれる独自の振動板はドーナツ状の振動板で外周と内周を非対称としてワイドレンジを確保。
pioneer M10RS パイオニア/アールエスシリーズ ミッドレンジにはフルバスケットフレームを採用。磁気回路による反力をフレーム全体で受け止めることで音の正確さをより際だたせている。 pioneer M10RS パイオニア/アールエスシリーズ ミッドレンジとサブウーハーの振動板にはパルプ素材(紙)を採用。混ぜる線維の種類などを厳選して調整することで原音により忠実なサウンドを引き出した。
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