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D1 GRAND PRIX

観戦して初めて分かるD1 GRAND PRIX・真の見どころ
D1はタイヤメーカーの戦いでもある
 これだけタイヤメーカーが参加している競技はないだろう。さらに競技専用ではなく市販タイヤを使用しているところもポイント。じつは各メーカーの担当者間でもけっこうライバル心むき出し……というほどでもないけれど、かなり意識し合っているという情報も紹介しておこう。
 数本走ればほとんど使いものにならなくなるD1のタイヤ。500馬力を超えるマシンでもこれだけの走りを支えてしまうのだから、市販タイヤの実力も相当のものと思っていいだろう。
 ちなみに、走行時の空気圧はタイヤスモークを大量に出したいときは3kg/cm2というような高圧でセット。逆に低速でも曲げやすくしたり、スタートダッシュでグリップさせるために面圧を稼ぐべく指定空気圧よりも少なくしたりする。タイヤのセッティング変更はけっこう頻繁に行われているのだ。タイヤメーカーバトルとして見るD1もなかなかにおもしろいだろう。
D1へタイヤ供給しているメーカーと使用タイヤ
ブリヂストン・BRIDGESTONE POTENZA・RE-01R
横浜タイヤ・YOKOHAMA ADVAN・Neova AD07
ダンロップ・DUNLOP DIREZZA・SPORT Z1
ファルケン・FALKEN AZENIS・RT615
東洋タイヤ・TOYO TIRES PROXES・R1R
グッドイヤー・GOODYEAR EAGLE・REVSPEC RS-02
追走2台走りによるトーナメントの楽しさ
 なんと言ってもD1の見どころは、ベスト16に残ったマシンの2台での追走によるトーナメント戦。それぞれ前後で1走ずつ走り、ドリフトの鮮やかさと、どれだけ先を走るマシンに肉薄して走れるかを競うわけだが、見るべきポイントはまったく性格もポテンシャルも違う車種が同時にドリフト状態へ飛び込むところだ。
 なにしろ進入スピードが違ったり、曲げていくポイントが違ったりは当然。それに対応した走りが必要とされている。
 さらにドライバーによるドリフトのスタイルも異なる。仲良く走るなら、そこはトップドライバーの実力でいくらでも合わせて走ることができるであろう、そんなテクニックを持つドライバーの競い合いは、スタート直後の直線から駆け引きも行われているのだ。
 ノーミスでドリフトを続けていれば勝てる、という競技ではないところがよりD1をおもしろくしている。
6月10日
スポーツランドSUGO
第4戦コースレイアウト
 ドライバーによってドリフト状態に持っていくタイミングも異なるし、もちろんマシンのポテンシャルも違うので、2台で走る追走トーナメントは毎回ドラマチックな展開となる。レベルの高いドライバー同士1対1の勝負は、レースでのコーナーバトルを見ているような楽しさ。
サービス精神満点の主催者
 夏に行われる2輪の耐久レースのパドックパスは3万円、ピットウォークだけなら2000円、今年のF1のS席は7万1000円!と聞いている……書いている本人が驚くくらい高いですな。D1はピットウォークも観戦料金のウチ。ちゃんと日程表にも組み込まれていて、抽選で同乗走行も行われている。サービス精神満点ですな。
 タイムスケジュールを見てみると、しっかり1日楽しめる状態で、子供連れにも楽しいこと請け合い。マシンやドライバー、さらにはレースクイーンとも、これだけ距離の近いクルマの競技イベントはそうそうないだろうし、観戦チケットは3000円くらいだからね。
 さらに付け加えるなら、主催者はもとより、参加するドライバーやチーム関係者、さらには出展するスポンサーやショップまで、「観客に楽しんでもらおう」という心意気を感じるはずだ。これも1度は行ってみないと分からない、D1の魅力と言っていいだろう。
並みのレーシングカーを超えるスペック
 数年前のチューニングパーツメーカーの参戦によってマシンの仕様は激変。エンジンパワーは500馬力前後でないと勝負にならない。とくにサスペンションや駆動系の強化がハンパじゃない。トレッド拡大、つまりサスペンションの取り付け位置が純正位置と異なるようなマシンも当たり前のように走っている。
 直線スピードを稼ぐためにNOSを噴射するのも定番。ドリフトがしやすいだけの専用マシンではなく、ゼロヨンマシンとサーキットをグリップ走行で走るレーシングマシンを足して2で割ったような仕様が主流なのだ。イメージ的にはドリフトもできるGTカーで市販タイヤを履くチューニングマシンとしては究極に近い。
 トーナメントでは追走する相手がポテンシャル的に速い場合もあれば遅いこともある。相手に合わせて「もうひと踏み」ができて「もうひと伸び」が可能な自在性があるマシンでなくてはいけないのだ。
●チームオレンジのGDBは下回りがほぼGT-R。リヤラジエターなどかなりのスペシャルマシンだが、つねに優勝争いに絡むには、それなりの仕様が必要。
6月10日スポーツランドSUGO第4戦
TIMEスケジュールを振り返ってみると
ギャラリーゲートオープン 7:00
練習走行 8:00
開会式 10:30
1回戦 11:15
ピットウォーク 13:15
同乗走行 13:15
ベスト16走行 15:15
表彰式 17:15
 
JUNオートメカニック
小山氏のマシン解説
小山氏「ウチがサポートしているインプは550〜600馬くらいかな。もう少しパワーアップすることもできるけれど、『2年くらい走れるライフ』を目標にしているからね。耐久性も大事。とくに厳しいのは駆動系。D1マシンはサーキット走行よりキツいよ。インプにはドライブシャフト、やハブがGT-Rのものを移植してあるんだ。このほうがトータル的にコストも安くすむしね。もうひとつ、クーリングも厳しいんで、リヤラジエターにしている。エンジンは8000回転あたりまで回るけれど、ギリギリのドリフトアングルからさらにもう少し踏んでいける仕様だな」
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観戦して初めて分かるD1 GRAND PRIX・真の見どころ
D1 GRAND PRIX マシンとドライバーの実態
D1 GRAND PRIX ドリフトに挑戦するためのパーツとは?
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