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D1 GRAND PRIX

D1 GRAND PRIX リフトに挑戦するためのパーツとは?
ENGINE
ブーストアップ〜ポン付けターボキットまで
 カッコいいドリフトの条件は「飛距離と角度、スピード」だけど、そのために必要なのがまずエンジンパワー。さらに、アクセルオン時に素早くブースト圧とトルクが立ち上がるエンジン特性も求められる。
 と言っても、ハードなチューニングは必要なく、ファーストステップとしては純正タービンのブーストアップ仕様でOK。扱いやすい特性はそのままに、全域でパワー&トルクをひと回り上乗せするわけだ。
マフラーやエアクリーナーなどの吸排気系パーツが交換されていることを前提とすれば、必要になるパーツはブーストコントローラーとコンピュータ。ブーストコントローラーはピーク値を引き上げるだけでなく、ブースト圧の立ち上がりを改善したり、オーバーシュートを防いで最大ブースト圧を維持するためにも効果が大きい。一方のコンピュータは燃調や点火時期を最適化して、エンジン本来の力を発揮させる。また、吸気温度を下げる前置きインタークーラーなども、できれば装着しておきたいパーツと言える。
 その上をねらうなら、純正タービン以上の容量を持ちながら、純正エキマニに組み合わせられるポン付けタービンがオススメ。低中速トルクを犠牲にすることなく、高回転域で大幅なパワーアップを実現する。
 ただし、ブーストコントローラーやコンピュータにプラスして、インジェクターやポンプなど燃料系の大容量化や、ラジエターを始めとした冷却系も容量アップが必要になる。
SUSPENSION
ドリフト専用サスペンションキットとは?
 サーキットでのタイムアタックを始めとしたグリップ走行とは異なり、限界域を超えた領域でのコントロール性やトラクション性能が問われるドリフト用サスペンションキット。テールがスライドしている状況でも、アクセルやブレーキ、ステアリング操作に対してクルマがリニアに反応し、さらに滑りながらでも前に出ていくようにセッティングされているのがいまどきだ。
 もちろん、ドリフト専用サスペンションとしてラインアップされている商品も多い。D1マシンで高い装着率を誇るDGー5やHKSハイパーマックス'Dを始め、テインスーパードリフト、エンドレスファンクションD、GPスポーツGマスターPros、RGタイプDなど、いまや各メーカーが専用キットを用意しているほどだ。
 いずれも減衰力セッティングや使用するスプリングなどによって味付けこそ異なっているけど、まず車高の低さと走りを両立させるべくショートストローク設計となっているのが基本。さらに、インリフトを抑えてタイヤ接地性を高めるため、とくにリヤの伸び側ストロークを確保するように設計されているのも共通点と言っていい。
 かつては減衰力もバネレートも高く、テールを流すことに重点を置いた商品が多かったけど、今はしなやかにストロークさせるのが主流。そういう意味でドリフト専用サスペンションキットは、グリップ用に近い特性となってきているのだ。
BODY&SUS RINK
ボディ補強とサスペンションリンク類
 優れたコントロール性とトラクション性能を実現するには、サスペンションをしっかり機能させなければならない。その前提として必要になるのがボディ剛性だ。
 なかでもまず初めに行いたいのが、フロア&サスペンションフレームまわりの剛性アップ。ロワアームバーやブレースバーを装着することでシャシーのねじれやしなりを抑え、同時にサスペンションまわりの支持剛性も高めることができる。結果、路面からの入力に対してサスがより機能的に動くようになるわけだ。
 続いてロールケージだけど、基本的には横転時の安全性確保が目的のパーツ。ボディ剛性を高めるにはフロアにボックスを作ってバーを落とし込み、ボルト留めや溶接留めで各ピラーと一体化する必要がある。
 また、コントロール性を高め、シャキッとした挙動を手に入れるためには、サスペンションアーム類を強化ブッシュタイプやピロボールタイプに交換するのも効果的。ブッシュ部分での応力の逃げを減らし、アライメント変化量を少なくすることで、ハンドリングのダイレクト感が大幅にアップする。また、縁石に乗り上げた時、ダメージを受けやすいテンションロッドを強化品に交換しておくのもドリフト仕様ではお約束だ。
 さらに、調整式アームを組めばキャンバーやトー、キャスターのセッティング幅が一気に拡大。自分のドライビングスタイルやコースコンディションなどに合わせてクルマを仕上げることが可能になるのだ。
LSD/CLUTCH/INTERIOR
車内装備、必須のノンスリ、強化クラッチ
 ドリフト状態をキープして、アクセル操作での挙動コントロールを行うために必須のパーツがLSD。それも純正採用されるビスカス式やトルセン/ヘリカル式ではなく、レスポンスに優れていてロック率も高い機械式(多板クラッチ式)がベストだ。なかでも、一般的なLSDとは逆に内側から外側に向かってイニシャルトルクを発生させることで高レスポンスを誇るクスコタイプRSと、独自のプレッシャーリング&サイドギヤ構造により、100%ロックと幅広いセッティングを実現したOS技研スーパーロックLSDが人気を集めている。
 また、駆動系ではクラッチの強化もポイント。パワーやトルクの伝達能力を高めるのはもちろん、ドリフトのきっかけ作りや飛距離を伸ばすため、アクセルオンのままクラッチを断続する「クラッチ蹴り」に対して、耐久性を持たせる必要があるからだ。主流はカッチリしたクラッチミートを見せるメタル系で、ここ数年、扱いやすさをプラスしたカッパーミックス&オルガニック系も増えてきた。ちなみにエクセディでは、大入力に対してミッションを保護するダンパーをディスクに内蔵したドリフト用クラッチ、DーCOREを用意している。
 さらに、ドリフト時の挙動を正確に感じ取り、適切なドライビングを行うため、ホールド性の高いシートや操作性に優れるステアリングも欲しい。このあたりはデザインを含め、オーナーの好みで選べばOKだ。
INFORMATION
D1 GRAND PRIX 第5戦 
EBISU 8月25日〜26日(日曜日)
2007シリーズ・残り3戦の日程
8月25日〜26日 第5戦 エビスサーキット
福島県二本松市沢松倉1番地  http://www.ebisu-circuit.com/
9月22日〜23日 第6戦 オートポリス
大分県日田市上津江町上野田1112-8 http://www.autopolis.jp/
10月20日〜21日 第7戦 富士スピードウェイ
静岡県駿東郡小山町中日向694 http://www.fsw.tv/
D1 GRAND PRIX OFFICIAL WEBSITE
http://www.d1gp.co.jp/
次戦の見どころは? 全7戦中4戦まで終了した07年シーズンのD1GP。現在のシリーズランキングは、トラスト雨宮with TOYO D1-7を駆る末永正雄が70ポイントでトップ。2位は、わずか1ポイント差でユークスクスコチームオレンジwith ORC GDBの熊久保重信、そこからさらに5ポイント差でチームTOYO with GPスポーツS15の川畑正人が追う“三つ巴”の展開だ。次戦のエビスは熊久保のホームコースで、しかもD1史上初の新型マシン、ランエボIXMR改FRを投入する予定。熊久保+ランエボの走りやシリーズランキング争いなど、見逃せないぞ!
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